横抱きで嫌がるのには理由がある?原因と対策を紹介します!
横抱きにしても泣き止まなかったり、赤ちゃんが反り返ってしまって不機嫌になってしまい、このような悩みをかかえたママたちが多くいらっしゃいます。
今回はそんなお悩みを解決していきます。
横抱きを嫌がるのは発達段階で自然なこと
生まれたばかりの赤ちゃんは、1日1日徐々に成長していきます。赤ちゃんがとれるコミュニケーションは唯一、泣くことで気持ちを訴えることです。快と不快の感覚ははっきりわかり、要求を満たしてくれる人を親だと認識していきます。
横抱きを嫌がるのは成長過程だから
お母さんから頂くのが「ここ最近、横抱きにすると嫌がって泣いてしまう」という、冒頭のようなお悩みです。
赤ちゃんは生後2か月になると、手足の動きが活発になり周りのものに興味を示すようになります。そして生後4か月になると首がすわって、周囲の立体感や遠近感がわかるようになっていきます。
徐々に感性が豊かになっていく赤ちゃんがいろんな刺激を受けるべく、ずっと同じ横抱きであることを嫌がるのは成長の証であるとも言えるでしょう。
横抱きを嫌がるのは人間の本能だから
赤ちゃんはやがて、寝返りができるようになり、座り、はいはいをし、立ち、歩けるようになります。その成長過程で、頭が上でお尻が下にあることが普通になっていきます。
大人の私たちでも、お姫様抱っこなどの横抱きになった場合は、とても不安に感じますよね。
発達とともに横抱きを嫌うようになることは本能であり、自然なことなのです。
横抱きを嫌がる理由とは?
横抱きを嫌がるのは早いと生後すぐに、だいたいの赤ちゃんは生後2か月〜4か月の時期に現れると言われています。
単に横抱きが嫌いになったからという理由もあるかもしれませんが、理由がわかれば横抱きでも安心させることができます。
ここからは具体的に、横抱きを嫌がる理由について解説していきます。
抱かれ心地が安定せず落ちそうで怖いから
赤ちゃんには生存本能が備わっていて、頭・背中・お尻が安定していないと「落ちてしまう」と思い、不快感や恐怖を感じます。
男性が横抱きしたときには泣かないが、女性が横抱きしたときには泣いてしまうのには、腕の太さによって赤ちゃんと直接触れる面積が違うことにより、不安定に感じている可能性があります。
なのでもしかしたら、横抱きをしているつもりでも、赤ちゃんにとっては不安定な体制となっているのかもしれません。
眠くないのに寝かしつけをされているから
寝かしつけの時に横抱きを嫌がる場合、眠くないのに寝かしつけられていることを嫌がっているのかもしれません。起きている時と睡眠のサイクルに合わない時だと眠くないと感じることもありますし、成長と共に興味を持つ範囲が広がり何かに集中している時に、寝かしつけで妨げられると不快に感じるでしょう。
ゲップが出なくてお腹が苦しいから
授乳後に横抱きを嫌がる場合、もしかしたら上手くゲップが出ていないからなのかもしれません。赤ちゃんは母乳やミルクを飲むと、同時に空気も飲み込んでしまうことでお腹が膨れて張っている状態になり、ゲップをすることでそれを解消します。
「横抱きを嫌がっていたので縦抱きで様子をみていたら大きなゲップが出て落ち着いた」ということもよくあります。
同じ景色を見飽きてつまらないから
赤ちゃんは成長と共に目も発達してきて色々なものが見えるようになっていきます。周りへの興味関心が強くなっていきますが、それに反して横抱きだと天井しか見えないため、つまらなくなり、なんとかして欲しくて泣いてしまいます。
また、抱っこしている人が別のことに興味関心を持っているときに、好奇心の強くなっていく赤ちゃんは「自分がみられていない」と察知し、関心を引きたくて泣くこともあるようです。
横抱きを嫌がる赤ちゃんにはこうして乗り切りました!
単に泣くことでしかアピールできない赤ちゃんに、先輩ママさんも悩みながら育児をしてきました。そんな中でも、いろんな工夫をしたり方法を試したりして乗り越えています。そのコツを挙げていくので、ぜひ参考にしてみてください。
ゲップが残っていないか確認してみる
授乳後や寝かしつけで横抱きを嫌がる場合には、一度ゲップを出させていても、念のため再度ゲップが残っていないかを確認するようにしましょう。ゲップを出させて横抱きにしたら嫌がらずに寝てくれた、ということも多々あります。
ゲップを出すためには、縦抱きにする・膝に座らせる・背中を丸め気味にして抱っこする方法があります。赤ちゃんそれぞれにあった抱き方で、空気の通り道をつくることを意識して抱くようにしましょう。
眠りやすくなるように環境を整えてみる
テレビやスマホなどの強い光があると刺激になります。電気を消して真っ暗にするか、間接照明もなるべく暗めのものにするようにしましょう。ただし、いきなり真っ暗にするとびっくりして怖がってしまう場合があります。いきなりではなく少し暗めにして遊ばせてから、眠たそうになってきたときに照明を落として横抱きにしましょう。
音楽をかけたり子守歌を歌うことも、赤ちゃんにとってリラックスできて眠りやすくなります。
また、赤ちゃんが過ごす場所を適温に管理することも大切です。冬場などは布団をあらかじめ温めておくことで寒暖差を減らし、夏場に手足がしっとり汗で濡れているときには衣服を脱がして体温の調節をしましょう。
リラックスして肩の力を抜いた姿勢をとる
首のすわっていない赤ちゃんを抱くときには、どうしても抱く人の身体に緊張感が現れてしまうものです。抱っこする人が緊張していたり肩に力が入っていると、赤ちゃんは瞬時に察知して、赤ちゃんも緊張して不安に感じてしまいます。まずは抱っこする人がリラックスをするようにしましょう。「どうしたの?」などと話しかけながら、ゆったりとした気持ちでいることが大切です。
また、抱いている形がぎこちないと、赤ちゃんが落ち着ける体制ではなくなってしまいます。助産師や看護師に抱き方があっているかを確認してもらうのもよいでしょう。
おくるみをしてから横抱きをしてみる
赤ちゃんは何かに包まれているとお腹の中を連想して安心すると言われています。そのため、おくるみに包むだけでも泣きやむ場合があります。
おくるみに包んでから横抱きをすると、抱く人と赤ちゃんの隙間をおくるみの布が埋めてくれるため、接地面積が大きくなります。そのことにより泣き止むことが多々あります。
おくるみの素材や柄によっても、赤ちゃんには好みがあるようなので、すぐに手に入るものから試してみるのも良いでしょう。
歩いて景色を変えてみる
同じ景色がつまらなくなった赤ちゃんには、歩いて景色を変えるのが有効です。また、歩くことで適度な振動が身体に伝わり眠気を誘います。例えば電車で座っているときに、ガタンゴトンと揺れることで大人でも眠くなりますよね。歩くときのポイントは、一定のリズムを刻みながら歩くことです。
縦抱きをしてみる
縦抱きにするとピタッと泣き止むことが多々あります。首がすわっていない時期だと不安に感じると思いますが、安全な抱き方をすれば、新生児から縦抱きができます。
縦抱きにさせる時には、ゲップを出させるときのように、赤ちゃんの首をしっかり手で支えます。
天井しか見ていなかった景色が、大人と同じ目線で見えるようになり、泣き止んだりごきげんになるでしょう。
抱っこ紐を使ってみる
抱っこの時間が多くなると、自分の腕が少しずつ辛くなってきます。その時には、抱っこ紐を使うことにより、自然と縦抱きと同じ状況が取れます。
抱っこ紐は首がすわる前の生後1か月から使えます。ただし、すわっていない首をサポートするためのスリングタイプを選びましょう。首がすわったらキャリータイプに切り替えることで、赤ちゃんにあった抱っこ紐を使うことができます。
赤ちゃんを抱っこできる短い期間を楽しみましょう!
横抱きを嫌がる理由がなんとなくわかるようになり、それに対していろんな方法を試すことで、赤ちゃんの不安や恐怖が解消できるでしょう。
赤ちゃんが真っ赤な顔をして泣いている時には、親も心配になり不安になります。しかし、赤ちゃんは親が心配で不安になっていることも瞬時に察知でき、それがさらに赤ちゃんの不安を煽ることにつながってしまいます。
赤ちゃんを抱っこできる期間は、あっという間に過ぎていきます。困った顔やイライラした顔はちょっとだけ押さえて、笑顔で自信のある態度で対応してみましょう。
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この記事を書いた人
メルシーママン編集部
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