赤ちゃんの嘘泣きにヘトヘト…その原因や対処法を解説します!
赤ちゃんは自分の気持ちを泣くことでしか表現ができません。しかしふと、泣いているところを抱き上げると涙を流していないことに気づき、嘘泣きだとわかるようになる時期がきます。
赤ちゃんは泣くのが仕事と言われていても、嘘泣きの回数が多くなると、だんだんママも疲れてきてしまいますよね。
今回は、赤ちゃんがいつから嘘泣きができるようになるのか、それはなぜなのか、また対策について解説していきます。
赤ちゃんの嘘泣きとは?
ミルクやオムツなどで、思いっきり自分の状態を伝えてくれるはずの赤ちゃんが嘘泣きなんてするのだろうか?と思うかもしれません。けれども、これは赤ちゃんの成長の証ともいわれます。
いつから嘘泣きができるようになるの?
赤ちゃんの嘘泣きが始まるのは、おおよそ生後6ヶ月くらいだと言われています。早いと生後3ヶ月から嘘泣きができるようになる子もいます。
なぜ嘘泣きをするの?
生まれてから生後2ヶ月までは、快・不快だけがわかり表現をしていました。しかし生後3ヶ月になると、それに加えて「嬉しい」「悲しい」という気持ちが芽生えはじめます。
生後6ヶ月を過ぎると「嬉しい」「嫌い」「怖い」などの気持ちが大部分を占めるようになり、好奇心が旺盛になっていきます。同時に「甘えたい」「もっと構ってほしい」という気持ちが芽生え、振り向いてもらうために嘘泣きをするようになっていくのです。
嘘泣きをするのはいつまで?
赤ちゃんが1歳になる頃には、立ち上がって歩けるようになり、さらにいろんなものに好奇心が広がります。そして、親から離れても平気になるため、嘘泣きがなくなるといわれています。
しかし、1歳になって知恵がついてくると、自分の要望をきいてもらうために嘘泣きをする子がいたり、2歳や3歳で弟や妹ができた子には母親の関心がそちらに向くため、振り向いてほしくて赤ちゃん返りする子もいます。
とはいえ、嘘泣きをするのは赤ちゃんの成長の中でも一時的で、いつか終わるものです。
赤ちゃんの嘘泣きの見分け方とは?
赤ちゃんが泣いているのを見ても本当なのか嘘なのかがわからないと、体調が悪いのだろうかと思って心配しますよね。普段から一緒にいるママのほうが先に気が付くことが多いようです。見分けるためにも、赤ちゃんの嘘泣きの特徴を説明します。
涙を流していない
お腹がすいていたり、オムツの中が気持ち悪いと、どうしてもどうにかしてほしくて、涙を流しながら必死に泣くものです。
嘘泣きの場合は涙を流さずに表情と声だけで訴えます。
ただし、生後3〜6ヶ月の間は、涙をつくる機能がうまく発達できていない場合があります。この期間では、涙を流していないからといって必ずしも嘘泣きであるとは言い切れません。
よって、そのほかの特徴とも合わせてみていく必要があります。
声に迫力がなく弱々しい
お腹がすいた・眠たいなど、生理的な欲求を満たすために泣いている時には、驚くほど大きな声で必死に泣くものです。
しかし、嘘泣きの場合には、本気で泣いている時と比べて感情がそこまでこもっていないため、迫力が無くて弱々しく感じるでしょう。
ただし、赤ちゃんの体調が悪くて活気がないせいで、迫力ない弱々しい泣き方をしている可能性も考えられます。
これは嘘泣きだからと最初から割り切らずに、嘘泣きだとわかっていても時折赤ちゃんの表情や活気を見るようにしましょう。
すぐに泣き止んでしまう
泣いているからと思って抱きかかえるとすぐにニコニコしだしたり、親が近づくだけで泣き止んだりします。
お腹が空いて泣いていたらおっぱいを吸うまで泣き続けますし、オムツが不快で泣いていたらオムツを交換するまで泣き続けるはずです。
赤ちゃんの嘘泣きは、親に甘えたいという気持ちで、構って欲しくて泣いているので、近づいたり抱きかかえると、すぐに泣き止みます。
親をチラチラみている
赤ちゃんが横目で見ていたり、薄目を開けて泣いていることがあります。これは、親が自分のことを見ているかどうかを確認しています。
お腹が空いていたり眠くて泣いている時には、横目でみる余裕がないくらい必死に泣くものです。
赤ちゃんが嘘泣きをするのは成長の証でありコミュニケーション
日々家事や仕事で忙しくしている親も、毎回嘘泣きで構ってほしいアピールをしていると、「また泣いているしいいか」「嘘泣きだから放っておこう」って思い、うんざりしてしまうかと思います。
確かに、四六時中ずっと赤ちゃんにつきっきりになることはできないですし、真っ当に付き合っている親は疲弊してしまいます。
それでも、嘘泣きを放置してはいけません。
放置してはいけないのは、子どもの発達に大きな影響を与えるから
上記で説明したように、嘘泣きとは赤ちゃんの「甘えたい」「構ってほしい」と思う本能からやっている、感情の表現方法です。
まだ、いろんな感情の表現方法がわからないなかで、「どうやったら振り向いてもらえるだろうか」と編みだした結果が、嘘泣きだったのです。
泣くことは嘘だったとしても、甘えたいという気持ちには嘘がありません。
だから、赤ちゃんに寄り添うことで「大事にされている」「必要とされている」という気持ちが伝わり、自己承認欲求が満たされ、成長する上で自信になったり、正常に発達をするためのお世話になっていきます。
一方で、嘘泣きを放置していると、赤ちゃんの発達に影響を及ぼします。
嘘泣きを放置された赤ちゃんは、一見すると泣くのをやめ、親としては良かったと思うかもしれません。しかし、嘘泣きをしていた赤ちゃんは嘘泣きをしても親に構ってもらえないことがわかり、構ってもらうことを諦めて泣くのをやめてしまうのです。つまり、自分の気持ちを我慢するようになってしまいます。たかが赤ちゃんの一時的なものと思っていても、それがゆくゆくは今後の人生全てに影響するような、情緒のコントロールに問題を抱えてしまうこととなるのです。
いろんな人の手を借りたり、相談することも考えましょう
とはいえ、ずっと付きっきりになっていると疲弊してしまいますし、特にお子さんが2人いる状態で両方とも嘘泣きをして面倒を見なければならない状態が続いているときには、どうにもならなくてふさぎ込んだり辛くなってしまうでしょう。
その時には、両親や周りに預けたりして人の手を借りて、一度距離を置く時間を設けたり、看護師や保健師に相談をしてみてください。
嘘泣きを上手く受け入れていくための方法
嘘泣きをする時期は、いつかは終わります。
それを信じて、これから説明する方法を試してみるとよいでしょう。
赤ちゃんを抱っこ・おんぶしながら家事をする
甘えたい赤ちゃんにとっては、親の肌に触れていることが効果的で、抱っこしてあげることが一番です。とはいえ、家事や仕事をするにもずっと抱っこしていられないのが現実的です。その時には、抱っこ紐やおんぶ紐を使って抱っこをすれば、両手が自由になります。
時々赤ちゃんと目を合わせるようにすれば、赤ちゃんも安心するでしょう。
赤ちゃん見えるところに常にいるようにする
赤ちゃんは常に親がみえるところにいないと不安を感じます。ハイハイできるようになると、泣きながら追いかけてくることもあるでしょう。なので、何か用事をするにもできるだけ見えるところにいるようにしましょう。
その時にバウンサーを使うと、室内での移動で一緒に連れていけるので便利です。赤ちゃんの動きで自然に揺れるので、眠くなったらいつの間にか寝ていた、ということもあり、育児が少し楽になります。
外をお散歩して気分転換をする
大人でもずっと同じところにいると退屈になるもので、赤ちゃんも同様です。赤ちゃんが嘘泣きをしたときには、外の空気を吸って刺激を与え、環境を変えることがおすすめです。
親もずっと同じ空間で泣かれているとイライラしてしまうでしょう。外に行くことで、親の気分転換にもなります。
赤ちゃんの成長を楽しみましょう!
何度も嘘泣きをして呼び出される状況でも、一歩引いて客観視してみると面白いなと思うはずです。生まれて数か月の赤ちゃんが親を翻弄している、と捉えてみるとなんとパワフルなことでしょう。
嘘泣きをするのも一時的なものです。いろんなものに頼りながら、育児を楽しみ、子どもの成長を見守っていきましょう。
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この記事を書いた人
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